こんにちは、えびてんです。
先日ディズニーランドに行ってきました!超楽しかったです!!
ーーーというのは嘘で、心に傷を負って帰ってきました。
そうです、コミュ障なのにスティッチ・エンカウンターの1人目(大勢の前で最初から最後までいじられる)に指名されてしまったのです。
もうスティッチの顔をみるだけでつらい。2度とあのアトラクションには行かない。
行き場のないこの気持ちをここで吐き出して、思い出として昇華したいと思います。僕と同じようなコミュ障の人が同じ目に遭いませんように・・・。
地味でもコミュ障でも選ばれる
僕はその日、友人に誘われるがままスティッチ・エンカウンターに入りました。僕にとっても友人にとっても初めてでした。
なんとなく「ディズニーシーのタートル・トークのようなものかな〜」という認識でした。ディズニーキャラとゲスト何名かが楽しくおしゃべりする感じ。
そう、客席から誰かが指されるということは知っていたんです。今思えばこの時点で退散しておくべきでした。
しかし当時の僕はそうしませんでした。なぜなら自分は指されないという自信があり、他人がディズニーキャラと喋ってるのを見て楽しむ前提だったからです。
地獄の10分間
見た目も地味、席もマイクを渡しにくいであろう真ん中のブロックの後方の中の方で、自分が指されるなんて夢にも思いませんでした。
アトラクションが始まってすぐ、スティッチとお客さん全員で挨拶をした直後、事件は起きました。
スティッチ「ちょっと待って、知ってる人いる!真ん中の後ろの方に座ってる、白い服着てる男の人!」
「2回目来た人いるのかな」と純粋な気持ちでキョロキョロしていると、こちらを見て隣で爆笑しだす友達。そこで全てを理解しました。
選ばれたの俺じゃん・・・
絶望する時間も与えられません。みんなの注目の中、キャストさんがマイクを持ってやってきます。
本当に嫌なら進行を妨げてでも断るべきでしたが、そんなことできませんでした・・・(そもそも断るって公式でアリなんですかね?)
最初に名前を聞かれます。こういう時のために偽名を考えてたのに、咄嗟のことで下の名前の本名をポツリ。
あれって結構怖いですよね。タートルトークでフルネーム答えてた人の名前が珍しくて、今でも覚えています。
そして「最近髪切った?」という質問に答えます。そして不意打ちで撮られた指名手配風の自分の写真を大画面で晒される運びとなります。罪状はいくつかレパートリーがあるみたいですが、僕はマヨネーズでシャンプーした罪で手配されていました。
言葉にできない苦しみが僕を襲います。
うなだれて頭を抱えていると、2人目の女性が指され、やっとこの地獄から解放されました。 解放されません。1人目に指名されると最後までいじられつづけます。
終盤、スティッチに提案されたポーズをお客さん全員がやって、その写真が何枚か画面に映し出されます。油断してはいけません。そこでも名指しでいじられます。
さらに最後にもう一度、マイクが回ってきます。この時筆者は苦しみが極限まで達してしまい、コミュニケーションが取れませんでした・・・(頭が真っ白で記憶が曖昧なのですが、スティッチの避難経路を指示するよう言われた気がします。結局スティッチが自己完結して進めてくれました)
良い年した大人ですが、泣き出しそうになりました。最初は爆笑していた友達も、途中からかわいそうで見ていられなかったとのことです。
スティッチのコミュ力と、楽しそうにおしゃべりできるお客さんってめちゃくちゃすごいんだなと痛感しました
ショックのあまり帰宅
スティッチ・エンカウンター終了後は放心状態で、楽しむ心を取り戻すことができませんでした。一緒に来た友達に気を遣う余裕もないくらい・・・
体より早く心の疲労が限界を迎えたので早めに帰宅を決めました。
1人目に選ばれる特徴
自分の代わりにスティッチが好きなお子さんとかが選ばれれば皆幸せなんじゃないか・・・と思いましたが、いじられる1人目ポジションは子供だと厳しいのかもしれない。指される人の特徴を調べてみると、1人目にあたるのは大人の男性が多いみたいですね。
また、個人的に、超地味でノリも悪そうな自分が1人目に選ばれた理由を考えた結果、
- 周りに大人の男性があんまりいなかった
- ハロウィン期間で何も仮装してなくて逆に浮いてた
- 断らなそうな顔してる(友人談)
あたりかなあと思いました。自分の属性のほか、一緒に入るお客さんとの対比もすごく大事そうですね。
これから行かれる不安な方へ
最後に、コミュ障だけでなく、目立つのが苦手な人や恥ずかしがり屋な人にも向けて、気を付けておいた方がいいことを書いておきます。※個人の見解です。
最後までお読みいただきありがとうございました。万が一選ばれてしまっても、スティッチが盛り上げて他のお客さんを笑わせてくれるので、そこは安心して大丈夫です!
コメント
お気持ち痛い程分かります…
自分も先日、筆者と全く同じ状況に陥り酷く辛い思いをしました。
笑ってネタとして受け入れれる人と、笑いものにされていると恥をかく人と分かれますが、後者はマジで辛いんですよね。
その場の雰囲気をなるべく崩さぬよう笑って誤魔化して乗り切りましたが、終わった後も好奇の視線を他の方から向けられた時は精神的にかなりきます。
あのような辛い経験をされたとのこと、心中お察しいたします。
そうなんですよね、アトラクション中も終わった後も地獄のようでした・・。
K様からコメントをいただいて、自分と同じような気持ちの方がいるのを知りとても嬉しくなりました。
ありがとうございました!