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小学生でも合格できる!漢字検定準1級勉強法・使用した参考書レビュー

資格試験

いまや小学生で1級に合格しちゃう人もいる漢字検定。漢字検定準1級は、時間をかけてくりかえし学習すれば小学生・中学生・高校生でも十分合格できる資格です!

この記事では、漢検準1級のレベルや合格率、中学生で合格した筆者の勉強法、参考書などについて書きたいと思います。※現在筆者は成人済。

この記事を読めばわかること
  • 漢検準1級のレベル、合格最低点、合格率
  • 総勉強時間(中学生の実例)
  • 使用した問題集・参考書
  • おすすめ勉強グッズ
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漢字検定準1級とは

概要

漢字検定とは、公益財団法人日本漢字能力検定協会が実施している「日本漢字能力検定」という資格試験です。2〜7級はCBT試験(コンピュータ使用)で受けられるのに対し、準1級は公開会場(筆記)でしか受けることが出来ません。

レベル

漢字検定準1級は大学・一般程度レベルで、扱う漢字は約3000字。2級までとは難易度がガラッと変わります。日常生活で見慣れない漢字がたくさん出てくるので、大人であってもしっかり勉強しないと受かりません

合格最低点

200点満点で160点以上(8割以上)が合格となります。公式サイトには「80%程度」とありますが、厳密に言えば「80%以上」だと思われます。

合格最低点が固定なので、難易度が高い年に当たってしまうと大変!逆に、簡単な年に当たればラッキーです。

合格率

公式ページの過去3年間のデータを見ると、低くて約6%、高くて約30%となっています。回によってかなりばらつきがあります。

志願者数受検者数合格者数合格率
2018年度第1回5,928人5,136人326人6.30%
2018年度第2回5,515人4,779人368人7.70%
2018年度第3回5,977人5,049人1,094人21.70%
2019年度第1回5,799人4,946人760人15.40%
2019年度第2回5,385人4,605人615人13.40%
2019年度第3回6,431人5,469人953人17.40%
2020年度第1回0人0人0人0%
2020年度第2回5,408人4,807人943人19.60%
2020年度第3回6,144人4,855人1,463人30.10%
漢検準1級合格率推移(元データはこちら

簡単な年に当たりたい!

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筆者の勉強法

勉強時間

150時間(自習+通学時間)

漢字を全く知らない状態から受けるとなるともっと時間がかかると思います。

2級を取得している必要はないですが、2級同等の実力をつけてからがいいです。

使用した参考書・問題集レビュー

筆者が実際に合格するために使用した参考書・問題集はこちらです。

発売日が古いのでおすすめするつもりはありません!「これで合格した」という一例として見ていただきたいです。

過去問収録系は年度が変われば扱う内容も変わるので、ぜひ新しいものを買ってください!

  • 漢検 準1級 完全征服(日本漢字能力検定協会)
  • 漢検1級/準1級過去問題集(日本漢字能力検定協会)
  • 漢字検定1級・準1級 (高橋書店)

「完全征服」漢検準一級(日本漢字能力検定協会)

おすすめ度 ★★★★☆

  • 漢検の公式が出しており、準1級の基礎が学習できる。
  • 中古で安く買える可能性あり。

  • 基本的に熟語の意味が書かれていないため、辞書が必須。
  • 最新のものではないため、漢検の出題範囲・形式に変更が出た場合は、自分で確認しなければならない。
  • 問題の下に答えがあり、解答時は自分で隠さなければならない。

2013年より『漢字検定準1級 完全征服』『漢検 分野別 精選演習』というものにリニューアルしています。

『完全征服』は下手すると1円で買えるので、失敗してもダメージが少なくて済みます。

こちらはインプット向けなので、これだけで合格するのは難しいと思います。

漢検1級/準1級過去問題集(日本漢字能力検定協会)

おすすめ度 ★★★☆☆

  • 漢検の公式が出しているので信用できる。
  • 本番形式で学習することができる。
  • 1級も載っているため、そっちも受ける人は便利。

  • 準1級しか受けない人には1級の過去問は不必要。
  • 1冊に3回分ずつしか載っていない。

知識の吸収ではなく、本番形式で学習したいときに使うのがおすすめです。

漢字検定1級・準1級(高橋書店)

おすすめ度 ★★☆☆☆

  • 準1級と1級の問題が収録されている。
  • 中古で安く買える。
  • 書き込みもできる。
  • 赤シートで学習できる。
  • 準1級専用の問題集と比べると内容が薄い。

1冊に1級と準1級が入ってる方がおトクな気がして買ったのですが、準1級専用参考書の方が良いです。

おまけ!漢検マスター準1級(ナツメ社)

家庭教師時代、子供の学習を見ていて「自分もこの参考書使いたかった!」と思ったものをご紹介。

おすすめ度 ★★★★★

  • 「カバー率」という指標に基づき効率的に学習できる。
  • 赤シートで隠せて学習しやすい。
  • 難しい語には意味解説が書いてあり、辞書を引く手間が省ける。

などなど、メリットがいっぱい。

おすすめ勉強グッズ

筆者が漢字の学習をするときに使用した、おすすめの勉強グッズをご紹介します。

漢字ノート

中学生、高校生と進学するにつれ、使わなくなってしまう漢字ノート

準1級は、画数が多くつぶれてしまいがちな漢字が出てくるので、少し大きめのマスでしっかり書く勉強をするのがおすすめです。

辞典

  • 国語辞典
  • ことわざ辞典
  • 漢字辞典 など

大人ですら知らない言葉が出てくる準1級。小学生や中学生では知ってる言葉の方が少ないかもしれませんので、辞書が必須になります。問題集に意味が書いてあるものもありますが、辞書もあった方が安全です。

お家にある辞書でもいいですし、学校で使っている電子辞書でもいいです。わからない語は必ず調べるようにしましょう。

漢検公式からも辞典がいくつか出ています。

受かるだけなら必要ないですが、四字熟語やことわざなど元となるお話を知ってから学習するのとただ問題集を丸暗記するのでは、理解度が全然違います。また、単純に難しい熟語が使われている本に触れれば語彙が広がります。そのため、普段から本をいっぱい読んでおくに越したことはないです。

古事成語なら中国の昔話なんかを読むと理解が早まります。単純に読み物としても面白いですよ!

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おわりに

最後までお読みいただきありがとうございます。中学生の時に合格した筆者は、大人になった今では漢字を書く機会も減り、「読めるけど正確に書けない」みたいな悲しい状態に陥ることがあります・・・。老後、暇になったら1級も挑戦しようかなと思っています!

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