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東大に通えるのにあえて関東から京大に行くのはなぜ?元京大生が解説

雑記
この記事を読めばわかること

東京大学に通える範囲に住んでいるのに京都大学に進学する理由

この記事では元京大生の筆者が、自宅から東大に通える距離に住んでいる人が、東京大学ではなく京都大学に進学する理由を、実例を踏まえてご紹介します。

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京大生のうち関東出身者は約◯◯%!

この表は、京都大学が公表している入学者選抜実施状況令和3年度(2021年度)前期の一般選抜の統計資料を元に作成した表とグラフです。

2021年度の京都大学入学者は、なんと半分以上近畿出身関東から入学する人はたったの14.9%に過ぎません。

※前期一般選抜者のみの数値です。外国学校出身者のための選考結果も除きます。

令和3年度京大前期一般選抜入試入学者出身都道府県調査表(えびてん作)
令和3年度京大前期一般入試入学者出身都道府県別調査グラフ(えびてん作)
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京大生に聞く「東大と京大、どっちに行きたかった?」

友人に「受験生の時に東大と京大のどちらに行きたいと思っていたか」聞き取り調査したところ、3タイプの返答を得ることができました。

Q.東大と京大、どっちに行きたかった?
  1. 京大に行きたかった
  2. 東大に行きたかった
  3. どっちでも良かった

京大に行きたかった派

最初から京都大学に入りたい明確な理由があり、第一志望として合格したタイプです。

東大に行きたかった派

東大を目指していたけれど、それが叶わなかったので、非第一志望の京大に来たタイプです。受験勉強の段階で断念した人、一次試験の結果が悪くて断念した人のどちらもいます。

どっちでも良かった派

意外と多数を占めているのがこのタイプ。

本来全く違う大学ですが、世間的にも「東の東大、西の京大」と並べて評されることが多く、どっちもたいして変わらないという認識を持つ受験生もいます。

筆者も、正直どっちかに入れればいいやと思っていて、なりゆきで京大に入学しました。

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東大通学圏内の人が京大に進学する理由

では、東大通学圏内の人が京都大学に入学する理由具体例を見ていきましょう。

立地編

京都が大好き!

京都は都道府県魅力度ランキング等で常に上位に入る都市です。修学旅行や観光で訪れたり、京都が舞台の作品を見たり、歴史を勉強したりしていく中で京都に惹かれ、「大学では大好きな京都に住みたい!」という理由で京大を選びます。

《参考》京都大学が舞台とされる作品例

鴨川ホルモー (角川文庫)
KADOKAWA
鴨川ホルモー (角川文庫) [文庫] [Feb 25, 2009] 万城目 学

関西圏での生活に興味がある

今まで関東圏で生活していたため、関西圏で生活をしたいという憧れを抱く人もいます。この場合は京大に限らず、志望校を関西圏の大学ばかりにしている場合が多いです。

東京が怖い

出典:フリー素材.com

関東の地方出身者には、「東京が怖い」という理由で東大を敬遠している人もいます。満員電車や人がいっぱいいるなどの都会のイメージが強く、萎縮してしまうそうです。

一方遠くの京大に行けば、人も多くないし、下宿先から徒歩または自転車で通うことができます。

親元を離れ一人暮らしをしたい

「1人で生活をしてみたい」「親から解放されたい」など理由はさまざまですが、とにかく自宅から通えない大学をあえて選ぶ人もいます。親から一人暮らしを許可する条件として「京大に行くこと」を提示される人も。

やりたいこと編

絶対に京大でやりたいことを実現するために入学する人もいます。いくつか挙げてみましょう。

学問

京都大学はノーベル賞受賞者が多いことで有名ですが、著名な研究者の方々もたくさんいらっしゃいます。自分のやりたい学問を、その道の第一人者のいる環境で学びたいという理由で京大に入る人がいます。「京大で学んでノーベル賞を取りたい!」という夢を抱いて入学する人もいます。

体育会やサークル

「京大〇〇サークルに入りたい!」など、京都大学の特定の体育会サークルに入りたくて入学する人もいます。

京都大学のHPを見ると、大学の公認団体にどんなものがあるかわかります。この他にもおもしろいサークルがいっぱいありますよ!

ちょっと前まではサークル等の団体が立て看板をずらーっと並べていて一種の名物になっていたのですが、最近はいろいろ大変なようです。

寮生活

京大で有名なものの一つに寮生活があります。いくつか寮がありますが、特に有名なのは「吉田寮」「熊野寮」。ここに入りたくて京都大学に入る人もいるくらい、濃い生活が送れます。気になる方はぜひ各寮の公式サイトをご覧ください。年家賃数万円って、今考えてもすごい・・・。

カリキュラム編

進振り制度がない

東京大学には、3年生に上がるときに、1、2年次の成績を元に進学先を決める進振り制度があります。大学に入ってから学部を決められるというメリットとなりうる一方で、定員があるために自分のやりたい進路に進めないかもしれないというデメリットでもあります。

一方京大は、最初から学部が決まっています。そのため、「最初からやりたいことが決まっているから京大にした」という人は多いです。

授業の違い

どちらもハイレベルな授業が行われていますが、(内容や教授に惹かれて)特に受けてみたい授業が京大にあったり、先述した進振り制度のための成績競争を意識せず授業を受けたいという理由で、京都大学を選択する人もいます。

入試編

入試との相性

東京大学と京都大学では入試の形式が大きく違います。東大に合格する学力もあるけれど、京大の試験問題との相性が良く、より受かる可能性の高い方ということであえて京大を選ぶ人もいます。

学力不足

東大の方が全体的な合格難度が高く、受験勉強をしていく中で学力が足りないために京大に志望校を変更する人も多いです。※入試レベルは学部によって異なります。

一次試験で失敗

東大では足切りがあります。一次試験で思うように得点できず、このままでは東大には合格できないと思い、ボーダーの低い京都大学に志望校を変更する人もいます。

その他

自由そうなイメージに惹かれた

「東大は真面目」「京大は自由」みたいななんとなくのイメージで京大を選択する人がいます。東大か京大どっちでもいいやっていう人に多いです。

コスプレいっぱいの卒業式や入試時に姿を変える折田先生像を見ると、なんとなく自由な校風が伝わってきます。

京都大学で2年ぶり卒業式 恒例の仮装姿も

家族が東大だから違う方に行きたい

東大に合格する学力はあるけれど、親や兄弟が東大で、自分は別の道に行きたいと考えてあえて京大を選ぶ人もいます。

憧れの人と同じところに行きたい

オープンキャンパスで出会った学生や同じ高校の先輩、著名人などを見て、「この人すごいな」「この人みたいになりたいな」と憧れを抱いて、同じ大学を目指す人もいます。

入学後に再会できたらとても嬉しいですね!

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まとめ

京大はとても楽しいところです。筆者は関東圏住みで京大を受けようとしている人を全力で応援します。

楽しい学校生活が待っているので、受験頑張ってください!

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