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【合格への+α】司法試験で選択科目を得点源にすべき2つの理由

司法試験
こんな人におすすめ

論文式試験の基本科目と選択科目とで目標点の設定勉強時間の配分に悩んでいる人

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はじめに

こんにちは、ごま太郎です。

司法試験の論文式試験では、5日間に合計8科目を受験することになります。

司法試験論文式科目一覧表

合格するためには、各科目の目標得点を設定し、勉強時間や内容を決定することが必要不可欠です。どれもしっかり勉強しなければいけないのは当然ですが、合格するためには、そこに他人と差をつけるための+αが欲しいところです。

どの科目にどれだけ勉強のウェイトを置くかってすごく悩ましい・・・

この記事では、基本科目7科目と選択科目1科目のうちどれに重点を置くべきか、筆者の考えを紹介したいと思います。

どの科目を得点源にすべきかは、各科目の好き嫌いや相性、将来の進路、大学や大学院の授業でどの科目に力が入れられているかなど、さまざまな要素を考慮して決める必要があります。参考程度にお読みいただければ幸いです。

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どの科目に力を入れるべき?

選択科目を得点源にすべし!

結論から言うと、得点源にすべきは選択科目です。

具体的な点数を設定するならば、司法試験は全科目50点くらい取れれば合格する試験なので、選択科目で60点以上取ることを目標にするといいでしょう。

なぜ選択科目を得点源にすべきなの?
  1. 基本科目に比べて選択科目の方がコスパよく点が取れること
  2. 選択科目が試験初日の1科目目であること

理由①:選択科目はコスパがいい!

 まずなんといっても選択科目はコスパがいいです。基本科目と比較して、短い勉強時間でより大きく得点の向上が望めるため、目標得点を高く設定しても差し支えはありません。選択科目で高得点を取ることで、大きなアドバンテージを勝ち取りましょう。

 

選択科目のコスパがいいのはなぜ?

選択科目のコスパがいい理由を、基本科目と比較して考えてみましょう。

基本科目と選択科目の特徴比較表(ごま太郎調べ)※基本科目は科目によって差はあります。

この比較を踏まえると、選択科目には次のような性質があると言えます。

選択科目の性質
  • 勉強したことが試験に出やすい
  • 勉強すればちゃんと解けるようになる
  • 他人と差をつけやすい

感覚的に言えば、民法は10時間勉強して0.5点上がるのに対して、選択科目は10時間勉強して1点上がるといった感じでしょうか。民法も選択科目も1点の価値が同じであるならば、選択科目に勉強時間を割き、高得点を狙いに行くべきです。

基本科目がとてつもなく苦手な人は、まずはそちらを勉強しましょう。基本科目は、みんなそれなりに勉強しているため、基礎的な問題を落とすと致命傷になりかねません。

理由②:初日1科目目の選択科目の出来がその後を左右する

選択科目は、論文式試験の1科目目です。つまり、選択科目を皮切りに5日間にも及ぶ司法試験が幕を開けることになります。

選択科目をおろそかにしたまま試験に臨むとどうなるか考えてみましょう。

選択科目の勉強をおろそかにした場合

【試験前】

ただでさえ緊張やばいのに、1科目目は苦手な選択科目だし、不安で吐きそう・・・トイレトイレ

【試験後】

1科目目全然できなかったしもうダメかも・・・あとの試験で失点取り返さなきゃ・・・

選択科目がダメだと、他の科目の試験でも本来の実力を発揮できない可能性があります。選択科目のせいで他の得意科目まで総崩れしたら悲惨です。

選択科目をしっかり勉強した場合

【試験前】

超緊張する・・・でも1科目目はしっかり点取れるように勉強してきたから大丈夫!

【試験後】

緊張したけど選択科目けっこうできたかも。この後の科目も落ち着いて解けそう。

1科目目という極度な緊張状態の中で点を取る・取れた自信があるというのは、想像以上に心強いものです。その後の科目も安定した精神状態で受けやすくなります。

仮にできなかったとしても、しっかり準備した自分ができなかったのなら他の人もできないだろうと開き直ることができます。

以上のように、選択科目は他の試験科目にプラスにもマイナスにも影響しうる科目なのです。

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おわりに

最後までお読みいただきありがとうございます。以上のような理由から、筆者は選択科目を得点源にすべきだと考えています。

皆様には、この記事を参考にしつつ、またその他の要素も勘案しながら、目標点の設定や勉強時間の配分といった戦略を考えていただければと思います。

執筆者:ごま太郎

東京大学卒司法修習生。司法試験では経済法1位の成績を収め上位合格。某大手予備校での講師経験あり。過去問16年分を研究し尽くす。

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